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貸借対照表とは、企業の一時点の財政状態を明らかにした報告書です。貸借対照表は資金をどこから得て(負債及び純資産)どのように運用(資産)しているかを示しています。
企業が事業活動を営むために必要な備品、機械装置、土地建物などの有形資産と、売掛金や貸付金のように無形資産などから構成されます。
負債とは将来支払義務のある債務です。
純資産とは資本とも言われ、資産総額から負債総額を差し引いた金額である。事業を開始する際に払い込む、払込資本(資本金など)と事業運営に伴い獲得した利益(利益剰余金)などから構成されます。
資産 – 負債 = 純資産
資産 = 負債 + 純資産 ⬅️ 貸借(右左)が一致します。
損益計算書で計算される当期純利益と、貸借対照表の当期純利益(当期増加した利益剰余金)は一致します。資産、負債、収益、費用は、何かが増加すると何かが減少したり発生し、何かが減少すると何かが増加したり発生するように貸借平均の原理によって取引が記録されているためです。これを複式簿記といいます。
公認会計士 黒田健治